令和7年度 地域協働研究(ステージⅠ本格型)

生成AIを活用した岩手県立水産科学館の魅力向上と展示システムの高度化

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R07-Ⅰ-15

ソフトウェア情報学部 教授 蔡大維
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手県立水産科学館 岩手県立水産科学館
ソフトウェア情報学部
ソフトウェア情報学部
ソフトウェア情報学部
館長
修士2年
修士1年
修士1年
佐々木良幸
ARIFIN RIMON
熊澤真翔
菊野隆文
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 11:住み続けられるまちづくりを
研究フィールド 宮古市 研究協力者 独立行政法人国立科学博物館事業推進部・学習課長・有田寛之、浄土ヶ浜パークホテル

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
 岩手県立水産科学館は、浄土ヶ浜の隣に位置する全国初の水産業に特化した科学館であり、三陸地域の水産業の歴史・文化や自然資源の価値を国内外の観光客に伝える重要な教育・観光施設である。オフシーズンにおける来館者数の増加を目指し、生成AIを活用した修学団体向けガイドとクイズ形式の教育プログラムの受け入れ規模の拡大とコンテンツの充実を進める。さらに、地域内の観光ホテルと連携し、宿泊外国人観光客に特化したカスタマーサービスを構築する。インバウンドの利用ニーズ情報の収集・共有手法を確立し、観光施設と宿泊施設の連携による観光スポット魅力を高めるとともに地域経済に寄与する。

② 実施方法・取組みの概要
 生成AI技術を基盤に、修学団体向けのインタラクティブガイドシステムおよびクイズ形式の教育プログラムを高度化し、学習体験の質を向上させる。30名以上規模の修学旅行見学に対応可能な携帯端末を導入し、教育サービスの効率性と効果を強化する。観光ホテルとの戦略的提携を通じて、宿泊外国人観光客に特化したパーソナライズドサービスを開発し、地域観光資源の利用を促進する。また、来館者データを収集・分析し、データ駆動型の最適化されたサービス設計を実現することで、観光施設と宿泊施設間の統合的連携を強化し、地域観光の価値向上を体系的に推進する。