令和7年度 地域協働研究(ステージⅠ本格型)

大学教育を通した三陸ジオパーク理念の浸透度向上のための調査研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R07-Ⅰ-12

宮古短期大学部 教授 田中宣廣
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
三陸ジオパーク推進協議会 宮古短期大学部
三陸ジオパーク推進協議会
宮古短期大学部
講師
事務局長
学生
千葉洋平
桜田功
赤十字奉仕団会員
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 14:海の豊かさを守ろう
  • 15:陸の豊かさも守ろう
研究フィールド 県沿岸地域 研究協力者 ジオサイト三陸ジオパーク認定ガイド、ジオサイト関係講師、履修学生

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
 三陸ジオパークでは,ジオパーク活動の目的「持続可能な開発」「保全」「教育」の三本柱のうちの「教育」に【その成果が上がっているのか?検証されていず,また,成果検証の仕組みが未成状態である】という弱点が認められる。三陸ジオパーク推進協議会は,ジオパーク理念の普及を目的に研究会やセミナーを実施しているが,認知度向上など効果測定がじゅうぶんでなかった。そのため,戦略的な広報や地域振興施策への活用が難しく,特に若年層へのアプローチが限定的である状況が認められる。当研究では,大学教育を通して若年層へのジオパーク理念の認知度向上を図り,普及の効果測定を行って今後の学校教育との連携や広報方式の改善に貢献する。

②実施方法・取組みの概要
 当研究は,全体が3年の初年度で,3種の調査を相互調整しつつ進行する。
 《A調査:臨地調査》三陸ジオパーク内の主要サイト数地点で「教育」部分を視点に臨地調査を実施。小中高校大学各段階に相応する教育資源をデータ化して整理,三陸ジオパーク「教育」課題を分析。
 《B調査:インタビュー》宮古短期大学部『三陸創造科目群』[岩手三陸学][総合三陸学]学外講師のジオパーク関係者に三陸ジオパーク「教育」部門弱点の課題や解決策のご見解を伺う。
 《C調査:多数調査=アンケート》[岩手三陸学][総合三陸学]履修学生に,三陸ジオパークおよびジオパーク活動の認知度に関するアンケートを複数回実施し,『第1試行データ』として集計。