令和7年度 地域協働研究(ステージⅠ本格型)

盛岡市のひきこもりに係る現状把握と支援施策の検討

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R07-Ⅰ-11

社会福祉学部 准教授 平坂義則
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
盛岡市 社会福祉学部
社会福祉学部
盛岡市地域福祉課
盛岡市地域福祉課
盛岡市地域福祉課
講師
講師
課長
主任主査
主任
三品竜浩
山本操里
佐々木祐
小原勝博
金澤千種
研究区分一般課題 研究分野well-being
SDGs
  • 1:貧困をなくそう
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 10:人や国の不平等をなくそう
研究フィールド 研究協力者

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
 2022年の内閣府の調査によると、我が国のひきこもり人数は15歳~64歳までの年齢層の2%余りにあたる推計146万人に上り、主な理由の1つとして、コロナ禍での社会環境の変化も背景にあるとされている。盛岡市では、盛岡市重層的支援体制整備事業における窓口や各支援団体等によりひきこもりの相談を受付しているが、当事者が自ら支援を求めることが難しくひきこもりの実態把握は課題である。盛岡市では、支援団体や当事者団体からひきこもりに特化した専門機関の設置が求められているが、適切な支援を行う上で、正確な数や年齢層、性別、期間などの詳細な実態と広範なニーズの把握が不十分のため、効果的な施策の検討が進んでいない。

② 実施方法・取組みの概要
・盛岡市内のひきこもり実態を把握するために、盛岡市内の当事者団体や複数のひきこもりの相談窓口を通じて対象者(相談者や支援を受けている当事者・家族)を対象にインタビュー調査を行い、当事者の支援ニーズを把握し、ひきこもりに至るプロセスや支援の課題を明らかにする。
・重層的支援体制整備事業におけるひきこもり分科会の構成メンバーを対象として、グループインタビュー調査を行い、ひきこもりに対する意識や支援体制の課題を明らかにする。
・既存支援策の評価・他自治体との比較分析を行う。