令和6年度 地域協働研究(ステージⅡ)
国際競争力の高いスノーリゾート形成に向けて新型ICカードリフト券システムの開発と実装
研究番号 | 研究代表者 | 所属 | 職 | 氏名 |
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R06-Ⅱ-02 |
ソフトウェア情報学部 | 教授 | 蔡大維 | |
共同研究者(提案団体名) | 他の構成メンバー | 所属 | 職 | 氏名 |
網張温泉スキー場 |
ソフトウェア情報学部 ソフトウェア情報学部 ソフトウェア情報学部 網張温泉スキー場 |
准教授 学部4年 学部4年 支配人 |
成田匡輝 砂川伯人 梅川梢 鎌尾宗慶 |
研究区分 | 一般課題 | 研究分野 | 地域社会 |
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SDGs |
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研究フィールド | 雫石町 | 研究協力者 | ㈱オイカワ製作所、渡辺工業㈱、土樋パルス㈱、㈱クロスリンクシステムズ、雫石スキーリゾートエリア連絡協議会、㈱インプレイ |
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① 解決を目指す課題(何を解決するのか) 世界のスキーリゾートではスキーパスをICカード化することが一般的である。ICカードの利用により、リフト乗車管理が効率的かつ省力化されるだけでなく、リフト乗車と滑走の履歴を活用した新しいサービスも提供可能である。同時に、SNSなどへの連携によってスキー場の知名度向上や利用促進が期待されている。一方で、国内の中小規模スキー場では、スキー人口の減少や経営難により、ICカード化への投資が進んでいないので、インバウンドの恩恵も得られていない。本研究は地方の中小規模スキー場において低コストでリフト券のICカード化システムと関連サービスを提供し、新しいサービスの導入と経営の効率化を通じてスキー場の活性化を目指している。 ② 実施方法・取組みの概要 岩手県立大学は雫石スキーリゾートエリア連絡協議会および地元企業と連携し、令和4年度の岩手県産学官連携による科学・情報技術活用DX推進事業の支援を受け、新型ICカードリフト券ゲートシステムを開発し、高機能かつ低コストの装着式ゲートの仕組みおよび機能を実現した。これにより、中小スキー場のDX推進において重要な一歩を踏み出した。優れた新型ゲートシステムを運用するためには、システムの完成度向上と成功運用実績の確立が必要である。本研究では、千年温泉や国立公園の魅力を有する網張温泉スキー場との協力研究では、岩手県立大学が主導で開発した中小スキー場に合う新型ICカードリフト券システムを導入し、試験運用を行い、本番運用と展開を目指す。 |