令和6年度 地域協働研究(ステージⅠ)

技術者U・I・Jターン促進事業の構築

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R06-Ⅰ-10

総合政策学部 教授 近藤信一
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
盛岡市
盛岡市ものづくり推進課
盛岡市ものづくり推進課
盛岡市ものづくり推進課
課長
主任
主任
佐藤武志
藤井克磨
田中防人
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 12:つくる責任 つかう責任
研究フィールド 盛岡市 研究協力者 ㈱アイカムス・ラボ、東日本機電開発㈱、㈱小山田工業所、盛岡工業クラブ、盛岡商工会議所

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)

生産年齢人口の減少が進行しており、地元企業においては人材採用が難しくなっている。盛岡市が行ったアンケート調査では、「盛岡市の工業及びIT産業の振興に必要な取組」に対し、「人材確保支援(理工系人材定着)」を求める企業が最も多く、理工系人材の確保支援が喫緊の課題となっている。

一方で、盛岡市近郊は理工系人材の育成環境が整っているものの、岩手大学、岩手県立大学、岩手県立産業技術短期大学校の3校が輩出する年間約600名の理工系人材就職者のうち、約7割(約430名)が県外就職しており、地元企業の人材不足の解決には至っていない。そのため、首都圏に就職した理工系人材にU・I・Jターンを働き掛ける施策が求められる。

② 実施方法・取組の概要

取組の概要:理工系の在学生、県外就職者、U・I・Jターン就職者に対するアンケート調査やU・I・Jターン採用に取り組む地元企業を対象にインタビュー調査を行い、成功・失敗事例を収集し、要因を分析・可視化することで、効果的なU・I・Jターン採用モデルを構築する。

実施方法:1. 理工系人材の在学生、県外就職者、U・I・Jターン就職者に対し、地元就職に関するアンケート調査を実施する。 2. 地元企業へのインタビュー調査を実施し、U・I・Jターン就職の成功事例・失敗事例を収集する。 3. 1,2で得た情報をベースに効果的なアプローチ手法の可視化を行い、「U・I・Jターン採用モデル」を構築する。 4. 大学・産業支援機関・行政等の地元就職に関する施策の在り方や卒業生への継続したアプローチ方法を検討する。