令和6年度 地域協働研究(ステージⅠ)

盛岡駅前道路におけるウォーカブル空間創出の課題と効果に関わる基礎的研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R06-Ⅰ-03

総合政策学部 准教授 宇佐美誠史
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
盛岡馬車みち会議
総合政策学部
総合政策学部
総合政策学部
盛岡馬車みち会議
盛岡馬車みち会議
学部3年
学部3年
学部3年
代表
事務局
菊池莉央
井上祐佳
⽯川湧⾳
高橋大
吉田基
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 13:気候変動に具体的な対策を
研究フィールド 盛岡市 研究協力者 盛岡駅前商店街振興組合、株式会社邑計画事務所、馬っこパーク・いわて

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)

 地球温暖化や少子高齢化社会に伴うコンパクト+ネットワーク都市への対応が求められ、世界中の都市が自動車中心から徒歩や自転車等、スローモビリティ中心のまちづくりへと変化しつつある。盛岡市はニューヨーク・タイムズ紙に「A walkable gem」と評されたが、自動車中心の考え方が深く根付いていると思われる。

今後、盛岡市で「まちなかウォーカブル事業」を進めていくため、スローモビリティ中心のまちづくりに関して、市民意識はあまり把握されず、共有されていないことが課題と感じている。本研究では、盛岡駅前で開催される歩行者天国を「まちなかウォーカブル」の機会として捉え、盛岡駅前道路におけるウォーカブル空間恒久化の検討をしたい。

② 実施方法・取組みの概要

 令和5年10月に開催された「もりおか駅前 開運ホコテン」(盛岡駅前商店街振興組合主催)では、盛岡駅前道路が数時間だけ歩行者に開放され、一部ではスローモビリティとなる馬車運行も試みたが、歩行者の動線を調べたり、馬車利用者へアンケートをしたり等の定量的な調査・分析が十分には行われていなかった。

盛岡駅前商店街振興組合では、令和6年においても同様の歩行者天国イベントを計画していることから、これに合わせて、以下の調査を実施する。

1)交通量調査による周辺交通への影響 2)歩行者の東西移動の動向把握 3)歩行者の公共交通利用状況調査 4)駅前道路のウォーカブル空間の恒久化(トランジット・モール化)に対する市民意識調査