令和6年度 地域協働研究(ステージⅠ)
児童養護施設入所児童のユーザビリティに着目した「岩手県版子どもの権利ノート(仮称)」開発に関する研究
研究番号 | 研究代表者 | 所属 | 職 | 氏名 |
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R06-Ⅰ-02 |
社会福祉学部 | 准教授 | 實方由佳 | |
共同研究者(提案団体名) | 他の構成メンバー | 所属 | 職 | 氏名 |
岩手県 |
社会福祉学部 帝京平成大学人文社会学部 岩手県保健福祉部子ども子育て支援室 岩手県保健福祉部子ども子育て支援室 岩手県保健福祉部子ども子育て支援室 |
准教授 講師 室長 担当課長 主査 |
日野原由未 林典子 前川貴美子 金野昇 松崎えり子 |
研究区分 | 一般課題 | 研究分野 | well-being |
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SDGs |
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研究フィールド | 盛岡市、大船渡市、一関市、花巻市 | 研究協力者 | 児童養護施設青雲荘、宮古児童相談所 |
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① 解決を目指す課題(何を解決するのか) 本研究の目的は、岩手県内の児童養護施設に入所する子ども達のための子どもの権利ノート(以下、権利ノート)を子ども達にとってのユーザビリティ(使いやすさ)の観点から開発することである。児童養護施設入所中の子ども達は行政権限によって自らの人生に関わる決定がなされることが多い。それゆえに、権利擁護の取り組みが求められ、権利ノートも1つの手段として各自治体等が作成してきた。岩手県でも2001年に初版、2010年に改訂版が作成されたが、「大人」が「よい」とした権利ノートを子ども達が使用してきた経緯がある。本研究では子ども達も権利ノートの開発に参加することで、使用者にとって使い易い権利ノートの作成を目指す。 ②実施方法・取組みの概要 研究目標達成のため、以下の手続きをとる。 [1]児童養護施設入所中の子ども達のニーズ把握 質問紙調査を通して現状(権利意識、権利ノートの所持率、等)を把握する。 [2]先行研究および<1>を基にしたパイロット版の作成 児童養護施設入所中の子ども達の意見を聴取するためのたたき台として権利ノートのパイロット版を作成する。 [3]パイロット版のユーザビリティについてのヒアリング 児童養護施設入所中の子ども達に実際にパイロット版権利ノートの使用感について意見聴取を行う。 [4]新たな岩手県版権利ノートの作成 [1][2][3]の過程を経て、岩手県版権利ノートおよび権利ノート活用に関するガイドラインを作成する。 |