平成25年度 教員提案型前期

頭部および視線追尾システムを利用した肢体不自由者のための安価なコミュニケーション支援ツールの開発

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RE-09

ソフトウェア情報学部 准教授 プリマ・オキ・ディッキ
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
教員提案型の場合
提案団体はありません
一橋大学・NPO法人ICT救助隊
岩手県立大学
岩手県立大学
助手・NPO理事
学生
学生
伊藤史人
堀江友祐
八重樫大貴
研究区分一般課題 研究分野医療・看護・福祉
研究フィールド 盛岡市、雫石町 研究協力者 NPO法人ICT救助隊

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
先天性の障害による肢体不自由者、または震災によって肢体が不自由になった者の不自由な生活を解消するために、頭部または目のみの操作で、パソコンによるナースコールや文字入力、または入力した文字の発話を行う機器の開発
②実施方法・取組みの概要
標準的なパソコンに搭載されたWeb カメラを用いて、被験者の顔の特徴(目・鼻・口)を瞬時に検出し、その特徴の相対的な位置をもとに、被験者の頭部の3Dモデルを擬似的に構築する。当該3D モデルはMean-Shift 法により、頭部の動きに連動させることができ、その角度の変化をパソコンのマウスポインターに変換することによって、頭部を動かすだけで、一般的なパソコンの操作が行える。
さらに、3D モデルから目の領域を追尾し、眼球の中心の位置情報をマウスポインターに変換することによって、目を動かすだけで、パソコンの簡単な操作を行うことができる。ここでいうパソコンの操作は、ナースコールや文字入力、または入力した文字の発話を想定している。

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