令和5年度 地域協働研究(ステージⅠ)

ゲートキーパーに向けたSNS相談の地域版ゲート(こころの相談ボット)と相談 事例集の活用法に関する研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R05-Ⅰ-19

ソフトウェア情報学部 講師 富澤浩樹
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
盛岡市保健所 健康増進課 こころの健康担当 盛岡市保健所 健康増進課 こころの健康担当
盛岡市保健所 健康増進課 こころの健康担当
盛岡市保健所 健康増進課 こころの健康担当
主査
保健主査
保健師
古谷美由紀
君塚美穂
藤原孝洋
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
研究フィールド 盛岡市・盛岡広域圏 研究協力者 チャイルドラインいわて,岩手県精神保健福祉センター・岩手県ひきこもり支援セン ター,岩手県県央保健所,岩手医科大学医学部災害・地域精神医学講座

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)

当市の若年層の⾃殺死亡率は全国平均よりも⾼く、「若者のこころの健康づくり」など、若年層の⾃殺者数(⾃殺死亡率)を減らすための取組が必要である。また、H29年に実施した「若者ニーズ調査」から、若年層には「相談場所を知らない」、「メンタル問題に対して関⼼が薄い」傾向があると捉えており、若者を対象とした、効果的な相談場所の発信⽅法としてSNSの活⽤と効果を検証する必要がある。

② 実施方法・取組みの概要

令和2年よりLINEで運⽤を開始した「こころの相談窓⼝誘導ボット」は、悩みを抱えた本⼈を対象に、相談窓⼝への誘導に特化した機能を提供している。また、リスティング広告の解析より、男性よりは⼥性が、若年層だけではなく40〜50歳代の働き盛り世代のアクセスが多い傾向が明らかになってきている。さらに令和4年度研究では、Web版「こころの相談窓⼝誘導ボット」の改善並びに「相談事例集」を作成したが、効果的な活⽤⽅法についての検討はなされていない。そこで本研究では、LINE版並びにWeb版こころの相談ボットの活⽤を通して得られるログデータと、昨年度制作した「相談事例集」についてゲートキーパー向けに情報提供する観点からの効果的活⽤法について探る。