令和5年度 地域協働研究(ステージⅠ)

地域共創人材育成が持つ10の資質・能力の測定評価方法の開発

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R05-Ⅰ-14

高等教育推進センター 准教授 渡部芳栄
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手町みらい創造課 岩手町みらい創造課 主事  谷地健人
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
研究フィールド 岩手町 研究協力者 岩手県立沼宮内高等学校,九州大学兼独立行政法人大学入試センター教授 木村拓也氏(予定),岩手県教育委員会事務局学校教育室 学校企画調整担当課長 赤前大輔氏(予定)

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)

「SDGs未来都市」に選定された岩手町は,「SDGs未来都市共創プロジェクト」を進めているが,その中心となる担い手の人物像を「地域共創人材」とし,10の資質・能力」を持つものと定義している。

HPや「note」における高校「魅力化」の発信に代表されるように,「地域共創人材」育成の“プロセス”の可視化は行われているが,「地域共創人材」育成の“成果”の可視化については十分とは言えない。成果の可視化は,「SDGs未来都市共創プロジェクト」の中心となる担い手を育成できているかどうかの説明責任を果たすためにも必要であり,また,今後の「地域共創人材」の育成も含むさらなる高校「魅力化」にとっての課題は何かを明らかにする意味でも重要である。

 

② 実施方法・取組みの概要

本研究は,1)教育心理学・発達心理学等における測定項目及び尺度の検討,2)測定の実施と分析結果の検討,3)今後の教育改善課題・研究課題の抽出というプロセスで進めていく。1)では主に,この領域で長きにわたって研究蓄積のある教育心理学・発達心理学の先行研究の検討を行い,岩手町独自の測定項目及び尺度の開発を目指す。2)では,開発した測定項目で複数回の測定を実施し,「信頼性」や「妥当性」の検証を行う。また,外部測定ツールも用いた検証も念頭に置く。3)では, 10の資質・能力の強み弱みを捉え,現行プログラムでさらに推進・強化すべきことや改善していくべきことについて議論し,次年度の課題を抽出する。