令和5年度 地域協働研究(ステージⅠ)

高校生(若者世代)とまちなかとの接点づくりから拓く地方小規模都市の機能と未来

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R05-Ⅰ-09

総合政策学部 教授 倉原宗孝
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
花巻市 商工観光部商工労政課 商工労政課
商業係長 新垣聡子
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
研究フィールド 花巻市花巻中央エリア(上町・花城町・吹張町・花巻駅周辺) 研究協力者 岩手県立花北青雲高校 教諭 久保田美津穂 岩手県立花巻農業高校 教諭 高橋奨吾 HANALLE→・わかサポはなまき 代表 内田祐貴 一般社団法人ソーシャルプランニング花巻 代表 佐藤晴彦

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)

 花巻市では、中心市街地内に高校・大学がなくいずれも郊外に位置している。また住宅地も郊外に広がり若者世代とまちなかの日常的な接点が非常に少ない。商業的な面でも若者にとって訪れる機会は限られている。一方で、街や社会に関心の高い高校生・若者世代は多く存在する。市では都市機能を集約しコンパクトなまちづくりを進めているが、単にインフラとしての都市機能にとどまらず都市のもつ「多様な人々が集い、出会い、交流する」というソフト面での機能を今後も維持し、魅力ある都市であるために、調査や街を舞台にした高校生を鍵とした活動を通じて、若者の現状を把握し、どのような都市機能の発揮が可能であるかについて明らかにする。

 

② 実施方法・取組みの概要

市内の実業学科を持つ高校と若者との接点をもつ民間団体と連携して進める。若者の現状把握のためアンケート調査及びまちとの接点がない中で知ってもらう取り組みとしてワークショップを実施する。これらを通じて、高校生・若者がとってやってみたいこと、滞在したい場所等を具体的に明らかにし、そのいくつかを地域の協力を得ながら社会実験を活用し試行実施する。それらの取り組み結果を市と地域の商店街や団体等と構成する花巻中央エリア活用検討会の構成員と共有し、今後の施策に反映させていく。