令和5年度 地域協働研究(ステージⅠ)

数学における成績不良生徒の数学基礎力の定着およびAIチャットボットを用いた数理的処理についての指導法の開発,それらに伴う自己肯定感の改善に関する研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R05-Ⅰ-08

ソフトウェア情報学部 准教授 田村篤史
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手女子高校 教諭 渡部聖美
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
研究フィールド 盛岡市 研究協力者 電気通信大学・准教授・高木正則

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)

岩手女子高校では,小中学校の内容をほとんど理解できないまま入学している生徒が一定数存在している。それらの生徒に対し,数の概念の形成を促すとともに,どの段階で躓きが生じたのかを分析し,具体的指導法を開発するとともに,学習者の段階に応じたAI搭載学習アプリの開発を目指す。これらにより,学力上位層では,模試の正答率の向上,中位層では,実用数学技能検定3級の取得を目標とする。

② 実施方法・取組みの概要

実用数学技能検定等の問題を用いることを検討し,その妥当性について検証する。生徒の理解状況,および先行研究によって示されている,数の概念の形成に必要な要素を踏まえて,それを補うための教材を数学教育学や教育工学,心理学の観点からのアプローチによって開発する。