令和4年度 地域協働研究(ステージⅡ)

保育施設と自治体を結ぶICTの実証的研究 -広域給付システムへの対応-

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R04-Ⅱ-02

社会福祉学部 准教授 井上孝之
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手県保健福祉部 子ども子育て支援室
盛岡市子ども未来部 子育てあんしん課
群馬大学大学院教育学研究科
聖和学園短期大学
岩手県保健福祉部子ども子育て支援室
盛岡市子ども未来部 子育てあんしん課
教授
准教授
主任主査
主任
音山若穂
上村裕樹
吉田光
松坂彰人
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
研究フィールド 盛岡市、滝沢市、八幡平市、矢巾町、紫波町、岩手町、雫石町、葛巻町 研究協力者 岩手インフォメーション・テクノロジー(株)、青空こども園、おおぞら村一番地こども園、みどり保育園、津志田保育園、愛育ホーム、どんぐり保育園

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)  保育料は利用者の世帯所得、子どもの人数や年齢、居住する自治体の財政状況、保育利用時間等で決定される。そのため、保育施設は日々の子ども一人一人の登園・降園時刻を管理し、毎月の利用時間を自治体に報告しなければならない。これは、保育施設にも自治体にも大きな負担である。さらに、保護者の働き方によっては、他の自治体の保育施設を広域利用する場合もあり、保育施設には広域利用の自治体に対しても、同様の報告が必要となる。そこで、保育施設と自治体を結ぶ「給付請求支援システム」を盛岡広域8市町に実装し、実証研究を通してシステム導入効果の測定と検証を行い、保育業務の軽減を目指すものである。 ② 実施方法・取組みの概要  実証研究の対象として、形態の異なる盛岡市の保育施設6施設を既に選定し、内諾済みである。研究の1年目は、盛岡市、滝沢市に給付請求支援システムを実装し、実際の作動調査や対応、チューニングを行う。そのため、研究会は毎月オンラインで実施し、システム導入前後の業務負担を調査し導入効果を測定する。さらに、2年目は盛岡広域の他の6市町にも実装し、製品化を予定している。本研究は、「H29・保育施設と自治体を結ぶICTの実践的研究(地域協働研究ステージⅠ)」の継続研究であり、研究代表者と研究協力者は、「保育給付請求業務システムの広域化」に関する特許出願を予定している(R4.2)。

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