平成24年度 地域提案型前期

盛岡市内におけるカラスの行動分析と可視化

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RC-20

ソフトウェア情報学部 講師 瀬川典久
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
盛岡市環境企画課
★盛岡市環境企画課
岩手大学
㈱数理設計研究所
我孫子市鳥の博物館
主査
講師
専務
熊谷 正弘
東 淳樹
矢澤 正人
時田 賢一
研究区分一般課題 研究分野
研究フィールド 盛岡市内及び周辺 研究協力者 岩手大学  (株)数理設計研究所

盛岡市内では、カラスによる生活環境被害として、「市街地のごみ集積所におけるごみの散乱」、「山岸地区、繋地区におけるカラスのネグラ」の問題が常態化しており、具体的な対策が求められている。盛岡市では、平成23年度に、カラスの飛来数調査、追払い機器によるネグラのカラスの追い払いに取組んだほか、盛岡市と岩手大学との共同研究として「ごみ集積所におけるカラスの誘因要素に関する研究」に取り組んだ。この共同研究の中で、貴学の瀬川講師にも参画していただき、カラスのGPS行動追跡実験を行い、ネグラの利用状況や餌の採取場所の特定など、一定の研究成果を得ることができた。このことから、平成24年度においては、昨年度のGPS行動追跡実験の成果を補完し、捕獲場所、捕獲時期などの条件を変えながら、より多くのカラスの行動追跡を行うことで、カラスの行動や生態に関するデータを把握し、今後の具体的なカラス被害対策を検討する基礎データとして活用するものである。

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ