令和4年度 地域協働研究(ステージⅠ)

自治体DX時代の総合計画の進行管理の在り方について

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R04-Ⅰ-21

総合政策学部 講師 杉谷和哉
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
盛岡市市長公室企画調整課 盛岡市まちづくり研究所
盛岡市企画調整課
盛岡市企画調整課
主査
主任
主事
栗山裕介
阿部智洋
月花竜次
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 16:平和と公正をすべての人に
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
研究フィールド 盛岡市 研究協力者

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
現在の総合計画は平成27年度に策定されたものであり,近年広がりつつあるEBPMの考え方が取り込まれていない。具体的には以下の問題が挙げられる。
・施策とまちづくり指標(目標値)の間のロジックが曖昧。
・施策と小施策の連動性を把握しきれていない。
・戦略プロジェクト(市の重点取組)ではロジックモデルシートを作成しているが,そのロジックの検証には至っていない。
・行政評価において,ロジックが不十分で,市民目線でわかりづらい。
そこで,令和7年度から始まる次期総合計画の策定に向けて,EBPMの観点から現在の総合計画を検証し、限られた地域の経営資源から最大限の成果をあげられるような経営体制を考案することが必要だと考えられる。
② 実施方法・取組みの概要
・施策の目指す方向性と指標のつながりを見るため,ロジックモデルの観点から整理する。
・RESASやe-Statなどが整備された現在の視点から,よりよい指標があるか検討する。
・施策の指標と小施策の指標の相関を見ることで,現在の施策体系の整合性を確認する。
・施策体系をロジックモデルの観点から整理する。
・戦略プロジェクトについて,因果関係やプロジェクト自体の効果を把握するために事後検証をする。
・特定の事業をEBPMの観点から見直し,改善を図る。
・現在の総合計画実施計画の進行管理に係る事務を整理・検証するため,各課の行政評価担当者向けのアンケート調査を実施する。
・データの利活用に向けて,各課が保有している内部データを把握する。

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