令和4年度 地域協働研究(ステージⅠ)

学生就学支援と地域コミュニティ育成を結ぶ空き住戸活用の実践研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R04-Ⅰ-18

総合政策学部 教授 倉原宗孝
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手県県土整備部建築住宅課
盛岡市総務部危機管理防災課
もりおか復興支援センター
岩手県県土整備部建築住宅課
盛岡市総務部危機管理防災課復興推進係
もりおか復興支援センター
総括課長
係長
センター長
小野寺 哲志
井上剛
金野万里
研究区分震災復興 研究分野暮らし分野
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 16:平和と公正をすべての人に
研究フィールド 盛岡市 研究協力者 青山コミュニティ番屋、南青山アパート会、南青山町町内会、岩手県建築士会、岩手県建築住宅センター

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
本研究では「経済的に困窮する学生の就学支援」と「県内住宅分野で問題となっている空き住戸(戸建て、集合住宅)の活用」を主軸としながら、それに連動して「近代経済性の枠組みを超えたこれからの社会的地域的ビジネスの創造」「弱体化する地域コミュニティの維持・育成」「時間的経過の中で薄れつつある東日本大震災経験・記憶の伝承」「未だ暮らしに不安が宿る被災者の生活支援」といった問題・課題を融合しつつ、住民・関係者の協力のもと実践的な活動を通じてそれぞれの状況を改善・向上させていく。そのもと各地に普及展開し得る仕組み・制度・方法論を描き出し、次年度以降の本格的な展開の基盤を形成していく。
② 実施方法・取組みの概要
これまでの研究・活動経験がある盛岡市内の公営住宅を拠点に実施し、実施結果と効果及び課題の検証をする。取組内容は、学生・入居者・近隣住民関係者間での多様な活動(例として、軽食提供する交流の場、花壇整備・雪かきなど住環境の整備、地域の清掃活動、祭りなどの参加・支援、郊外農地活用による共同作業、など)を通じて、コミュニティ維持・育成を図る。また、新規ビジネスの創造、震災記憶の伝承、被災者支援も同時並行して取り組む。同時に空き住戸の利活用の方法及び県内他住宅で展開するための計画や制度設計などについて検討する。年度最後には持続展開のためのワークショップやシンポジウムなどを実施し広く検討していく。

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