平成24年度 地域提案型前期
岩手県における若年性認知症の本人と家族の支援について
研究番号 | 研究代表者 | 所属 | 職 | 氏名 |
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RC-10 |
社会福祉学部 | 准教授 | 藤野好美 | |
共同研究者(提案団体名) | 他の構成メンバー | 所属 | 職 | 氏名 |
認知症の人と家族の会岩手県支部 | 認知症の人と家族の会岩手県支部 | 代表 世話人 |
小野寺 彦宏 立花 美江 |
研究区分 | 一般課題 | 研究分野 | ー |
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研究フィールド | 岩手県内全域 | 研究協力者 | |
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認知症の人と家族の会岩手県支部は県内在住の約100名の会員で構成されている。今年度は県内の10地域で、介護に携わる家族が交流し、情報交換、友人づくり、介護へのアドバイス等を行う「つどい」を開催し、家族介護者同士の繋がりを作り、互いに支えあう取り組みを続けている。しかし、64歳以下で認知症を発症する若年性認知症の本人や家族の支援については、十分に行えていない。若年性認知症は65歳以上で発症する認知症とは抱える問題や悩みが違ってくるので、若年性認知症としての支援を提供することが必要だと言われている。しかし、若年性認知症には専門的なケアや支援が必要と言われる一方で、現実的に若年性認知症専門のサービスは少ないため、仕方なく高齢者と同じサービスを利用している方が多いと言われている。そうした点に不満や不安を抱えている方もいることが考えられる。また、岩手県内には若年性認知症専門のサービスはなく、岩手県に在住している若年性認知症の方は、介護保険サービスを利用するしかない現状である。人数的にも若年性認知症の人は多くないため、本人や家族の方が孤立しがちということも報告されている。本研究では岩手県内の若年性認知症の方の支援の現状と、若年性認知症の方と家族が望む支援、福祉ニーズを把握し、若年性認知症の方と家族に対してどのような支援を行うことが良いのかを明らかにしていく。 |
研究成果報告書 | 岩手県立大学機関リポジトリへ |
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