平成24年度 地域提案型前期

電子カルテ導入前後での職員の業務量の比較と効果的な人材配置の検討

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RC-09

看護学部 教授 山内一史
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
盛岡赤十字病院 盛岡赤十字病院 看護職
看護職
阿部 幸子
菅原 祐子
研究区分一般課題 研究分野
研究フィールド 盛岡赤十字病院 研究協力者

盛岡赤十字病院では、現在、平成15年度より電子カルテは導入されており、医師のオーダリングシステム・事務部門・検査結果・レントゲンのフィルムレスなどは導入されているが、紙カルテは電子化されておらず医師、看護師は紙カルテに記録を手書きで行っている現状である。そのため、院内でも情報の共有は紹介状の記載や、紙カルテの貸し借りなど多くの手間を取る。また、検査オーダーも全て伝票に記載して検査部門へ持っていかなければならない。今回、平成24年11月に完全に電子カルテとなり、ペーパーレス化となることで、山内の助言を受けながら、厚生労働省が提示した評価系を参考にして完全な電子カルテの導入の評価を行う。特に事務作業の簡略化や効率化が分かるように「入退院時の事務処理」・「看護サマリー等の記録」「情報共有にかかる時間(今は医師が電子カルテを独占していてすぐに見られないなど時間のロスがある)」などの項目を調査し、分析結果より国の医療のIT化戦略に基づいた導入効果を評価したいと考えている。

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