令和3年度 地域協働研究(ステージⅡ)

歴史文化から耕す地方都市における住民主体・連携によるまちづくりの実践とモデル構築

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R03-Ⅱ-02

総合政策学部 教授 倉原宗孝
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
紫波歴史研究会 総合政策学部
紫波歴史研究会
紫波歴史研究会
総合政策学部
講師
代表理事
会員
大学院生
三好純矢
佐藤観悦
大沼信忠
今野公顕
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 11:住み続けられるまちづくりを
研究フィールド 紫波町 研究協力者 紫波町企画総務部企画課(予定)、紫波町産業部商工観光課(予定)、紫波町教育委員会生涯学習課(予定)、樋爪館懇話会・会長・高橋敬明、(株)よんりん舎・専務取締役・野村晋、史跡五郎沼愛護会・会長・ 箱崎勝之、南日詰活力センター・事務局・佐々木啓、赤沢まるごと博物館プロジェクト推進委員会・委員長・工藤睦夫、長岡歴史研究会・事務局長・七木田一善、佐比内山ひだの会・会長・山下研悦、彦部の歴史を深める会・会長・八重嶋勲、日詰商店会・会長・鈴木弘幸、紫波町芸能保存会・事務局長・高野修

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
人口減少・経済停滞する我が国の多くの地方都市、農村部は存亡が危惧される。従来の人口増・経済成長から離れ、地方独自の健全で豊かなまちの形と仕組みが必要だ。同時に、従来型行政主導地域経営ではなく、住民主体で行政等と連携する新公的システム誕生が期待される。
本研究は、経済効率性とは別次元で、あらゆる地域に存在するアイデンティティの根幹である歴史文化の意義・有効性に着目する。具体的には、紫波町における歴史・文化を活動の手がかりに、住民協働組織体制構築(モデル構築)し、観光・教育・福祉・産業など各分野と共に,自立展開するまちづくりの具体活動を展開する。実践、評価分析し、手法・効果・課題を検証・普遍化する。
②  実施方法・取組みの概要
令和2年度地域協働研究ステージⅠで、住民が地域の歴史文化を調査収集活用する「お宝収集事業」を解決策とし、歴史文化の専門性に閉じず、観光・教育・福祉・産業等に関連する活動を見出した。また、別途当会で行政や商店街等と共に観光、街中整備、文化教育等の活動も構築した。この事業萌芽と町内外の強力柔軟な連携が基盤である。
本研究は、前述から生まれた「スマホ地図情報活用」「紫波検定」「スタンプラリー」「フォトスポット」「歴史風土体験農業観光」「歴史コラボ食」「歴史調査収集活動」等に、内容毎の協力体制で取組み、住民と行政等各団体連携の新公的システム構築と評価分析し、自律持続展開まちづくり体制モデルを構築する。

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