令和3年度 地域協働研究(ステージⅡ)

県内中小企業におけるデザイン活用に関するモデルの社会実装とインフラ構築 -岩手発〔地方版〕デザイン経営モデルと支援システムの確立

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R03-Ⅱ-01

総合政策学部 講師 三好純矢
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
地方独立行政法人岩手県工業技術センター 総合政策学部
岩手県工業技術センター産業デザイン部
准教授
専門研究員
近藤信一
永山雅大
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 12:つくる責任 つかう責任
研究フィールド 県全域 研究協力者 岩手大学人文社会科学部・教授・田中隆充、(株)東光舎、サンポット(株)(予定)、鎌田段ボール工業(株)(予定)、(株)大武・ルート工業(予定)

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
経済産業省と特許庁は、平成30年5月23日に報告書『「デザイン経営」宣言』を公表した。その中で、企業経営においてデザインを重要な経営資源として活用し、ブランド力とイノベーション力を高めることにより、企業の産業競争力向上が提言された。しかし、県内中小企業においてのデザイン活用の現状が明らかでないことから、競争力向上を目的に、2019年度及び2020年度に地域協働研究(ステージⅠ)を実施した。2019年度の研究からは、「岩手発〔地方版〕デザイン経営」モデルを構築、2020年度の研究では、デザイン人材マッチングシートや同データベースの構築を行った。当該モデルおよびマッチングの実用化をするにあたり、社会実装研究が必要である。
② 実施方法・取組みの概要
本研究(ステージⅡ(研究成果実装ステージ))では、ステージⅠで導出された「岩手発〔地方版〕デザイン経営」モデル及びデザイン人材マッチング事業の社会実装に向けて、岩手県立大学の近藤准教授及び三好講師から知見を得ながら、岩手県工業技術センターにおいて製造事業者が社外デザイナーと協働して自社ブランドの商品を開発するための支援体制を構築し、支援先製造事業者の発掘及び当該製造事業者における商品開発への支援を試みる。さらに、本研究によって構築する支援体制は、研究終了後に、岩手県工業技術センターが平成31年4月にデザイン支援拠点として設置したデザインラボの活動として実施していくことを目指す。

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