vol.80

岩手県立大学広報誌WEB版

このページは岩手県立大学広報誌「県立大Arch!」のWeb版です。
広報誌「県立大Arch!」の掲載情報をもとに作成されています。

県立大Arch!

滝沢市 地域包括支援センター
主任介護支援専門員 社会福祉士
熊谷 はるえさん
2002年社会福祉学部卒業

先輩たちのchange

地域福祉への熱い思い!
高齢者の医療や介護、暮らしの安心を守る包括ケア

 滝沢市の地域包括支援センターで、高齢者の生活相談や高齢者虐待への対応、成年後見制度の利用支援や権利擁護相談等を行う熊谷はるえさん。高齢者が安心して暮らせる社会を作る包括ケアの取組みを通じ、岩手県立大学第一期生として地域の福祉を支えています。

 「中学生の頃にマザー・テレサの生き方に感銘を受け、私も誰かの役に立ちたいと福祉の道を志しました。祖母が要介護認定を受けたこともあり大学では包括ケアに関心を持つようになって、卒論では社会資源と地域福祉について研究しました。現職場では私を含めて5名の卒業生が働いています。通常は市内の高齢者施設に出向いて面接などを行うのですが、コロナ禍で介護施設への立ち入りや高齢者との面接が難しい状況です。その中で、総合政策学部を出た若い職員がiPad を使ったリモート面接のシステムを作ってくれるなど皆で奮闘しています。今後の目標は様々な部署を周り、広い分野で重層的な支援ができる社会福祉士になることです。」

滝沢市では介護予防活動に力を入れており、市が運営する「いきいきサロン」などに加え、医師や企業が連携したスーパーでの買い物支援など、認知症になっても住み良いまちづくりに取り組んでいます。平成30年には「健康づくり宣言」を行い、高齢者も元気に暮らせる地域を目指しています。

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