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手の温もりで気持ちを解きほぐし多くの人に癒しと笑顔の時間を

 化粧ボランティアサークル『KIPU*Labo』は、メイクやハンドマッサージ、ネイルをしながらコミュニケーションを図る、いきいきとした生活のお手伝いをする学生団体。美容を通じた地域貢献に関心を持つ社会福祉学部の学生たちが中心となり、高齢者施設や地域に出向き、美容ケアを提供しています。
 孫のような学生たちの訪問を心待ちにするお年寄りも多く、学生にとっては社会福祉の現場を体験できる貴重な機会。最初はうまく話せなかった学生も、経験を重ねることでコミュニケーション能力が身についていくと言います。「口数の少なかったお年寄りもマッサージをするうちに気持ちがほぐれ、笑顔になってくれるのが嬉しいです」と、参加する学生も手ごたえを感じています。最近は子育て中の母親世代からもニーズがあり、活動の幅が広がりつつあるとか。もっとエリアを広げ、多くの人に癒しと笑顔を届けたいと考えています。

データ

化粧ボランティアサークル
KIPU*Labo(キプラボ)

化粧を通して地域の方々のいきいきとした生活のお手伝いをすることを目的に創設されたサークル。月1回のデイサービスへの訪問をはじめ、地域のイベントなどでハンドマッサージやネイルなどを行っている。部員は33名(2024年12月現在)。学部・性別を問わず、参加を希望する学生を募集中。
申し込みはInstagramのDMから。

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宮古短期大学部ライブラリーアテンダント

学生ならではの視点を生かした活動で、地域の防災意識を高めていきたい

 「東日本大震災からの復興支援」から「次の大災害への備え」へ。こうした地域ニーズの変化を受け、2023年に岩手県立大学は防災復興支援センターを設置し、その翌年に、防災に取り組む学生団体「FROM」を結成しました。メンバーは防災に高い関心を抱く学生たち20名で、その半数以上が防災士の資格取得者。学生ならではの視点を生かし、小・中・高校生への防災教育や地域で行われる避難訓練の運営支援などを行う一方で、自身の知識等を深めるため被災地等での現地学修なども行っています。
 「全学部の学生が揃っているので、多様な発想や意見に触れることができますし、それぞれの思いや感じたことを発言し合える学びのコミュニティになっています」と話すのは、代表の福田睦晃さん(ソフトウェア情報学部・3年)。県内では中高生の防災団体の活動も盛んになっており、彼らとの連携も想定しているというFROM。学内の防災に係る意識啓発に取り組みながら、さらに活動の幅を広げていこうと考えています。

データ

岩手県立大学防災復興支援センター
学生団体FROM(フロム)

2024年4月、地域防災活動に取り組む学生団体として結成。名称は学生たちが考え、『防災に関することをFROM「から」多くの人に伝え、その人たち「から」より多くの人に伝えてほしい』という願いが込められている。メンバーは公募で集まった学生たちで、防災教育や防災訓練の運営支援、復興・防災に関する伝承・広報活動などを中心に活動している。毎週水曜日に定期ミーティングを開催。

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