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株式会社システムベース
医療システム部医療サポートグループ

長峯 和樹さん

2015年 ソフトウエア情報学部卒業

システムを「つくる」と「つかう」の橋渡しが仕事
学生時代に培った知識と対話力が生かされています

 工業高校で学んだ情報処理やプログラミングを「もっと深めたい」と岩手県立大学ソフトウェア情報学部に入学しました。学年混成の演習科目である「プロジェクト演習」などを通じて学年を超えた交流ができるのがこの学部の特徴。多様な考えに触れることで視野が広がりましたし、いろいろな立場の人と対話する力は、大学の4年間でだいぶ身についたと思っています。
 卒業後は小売、製造、教育など幅広い分野の情報システムを開発している「システムベース」に就職。私は医療機関における電子カルテや会計システムの導入、運用のサポートを担当しています。医療機関にはさまざまな世代・職種の人が働いていて、ITのスキルもそれぞれ。どんなに高性能なシステムでも、現場が活用できなければ意味がありません。その「すり合わせ」をするのが私の役割で、ITと医療両方の知識、そして「聴く・伝える」対話力が求められます。
 システムをつくる側とつかう側、その間を取り持つのは大変ですが、一方で成果や反応を肌で感じることができるのは特権。パソコンが苦手だったお客様に「もう紙(アナログ)には戻れないね」と言ってもらえたときは、最高にやりがいを感じました。テクノロジーが日々進化しても、それを使いこなすのは「人」。そのことを忘れず、知識やスキルのアップデートはもちろん、対話力も磨き続けていきたいです。

趣味は、中学生のときから続けているソフトテニス。幅広い世代と交流する「コミュ力」は、そこでも培われてきたと話します。「つくる側」と「つかう側」の橋渡しが長峯さんの役割。社内のシステム担当者とのコミュニケーションも大切にしています。