みんなの個性を混ぜ合わせながら「自分たちの演劇」を創っていく

 コロナ禍の影響でほぼ2年、思い通りに活動ができなかったという「演劇部劇団ちゃねる」。2023年3月の春公演を皮切りに、夏公演、大学祭、もりげき八時の芝居小屋と、精力的に公演を重ねています。
 既存の脚本を使う劇団もある中で、「劇団ちゃねる」は脚本もオリジナル、演出も舞台美術もすべて学生たちが手がけています。舞台の上で作品世界を創る者、道具制作や照明、進行などで舞台を支える者と、作品ごとに担う役割は変わりますが、全員に共通しているのは「いいものを創りたい」というひたむきな想いです。
 「一つの色が突出するのではなく、みんなの色や個性が混じり合って、一つのものを一緒に創り上げていくのが一番楽しい」と話すのは、代表の高橋優羽さん(総合政策学部3年)。脚本から紡ぎ出されたイメージや世界観を形にしていくプロセスは、苦しくも楽しい時間。「私たちの演劇を見て、自分もやってみたいと思ってくれたら嬉しい」と、創造する喜びを共有できる仲間を募集しています。

演劇部劇団ちゃねる

大学の創設と同時に創部した、歴史ある演劇サークル。「ちゃねる=channel」とは、「海峡」や「水路」の意味。流動的な水のように、ジャンルや常識にとらわれない独自の自由なスタイルで活動している。部員数は24名(2023年11月現在)で、3割ほどは経験者だが、それ以外はみんな初心者。毎週2〜3日、放課後の18時から21時頃まで練習している。

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本との出会いをもっと広げ、本を読む楽しさを伝えたい

 宮古短期大学部の図書館の一角に、「学生が推薦する“推し本”」を紹介するコーナーが設置されています。これは宮古短期大学部ライブラリーアテンダント(以下MLA)の学生たちが、図書館にある本の中から「自分がおすすめしたい1冊」をピックアップしたものです。
 図書館業務をサポートするMLAの活動は、カウンターでの貸出業務が中心ですが、こうした「推し本」以外にも盛岡市内の書店に出向いて図書館に置きたい本を自分たちで選べる「選書ツアー」や、本に出会う楽しみを広げる「本の福袋」のセレクトなど、学生ならではの感性を生かして、様々な活動に取り組んでいます。
 もともと本が好きだったり、図書館司書への憧れがあったり、MLAになった理由は様々ですが、「本を読まない人が多い気がするので、いろいろなアプローチから読むきっかけをつくりたい」と、意欲的な学生たち。MLAの活動を通して、多くの人に本の魅力や新たなことを知る楽しさを知ってほしいと願っています。

宮古短期大学部
ライブラリーアテンダント

学生目線から図書館のサービス向上や利用促進などを図るため、「宮古短期大学部ライブラリーアテンダント」という学生スタッフが図書館業務をサポート。2022年7月からスタートし、15名の学生たち(2023年12月現在)が活動に携わっている。本の貸し出しを担うカウンター業務のほか、定期的な蔵書点検や様々なイベントの企画など、多彩な活動を行っている。

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