平成30年度 地域協働研究(ステージⅠ)

岩手県の中高生の学力やキャリア形成に関する調査研究―沿岸部と内陸部の格差を生んでいるものは何か―

研究番号 研究代表者 所属 氏名

H30-Ⅰ-02

高等教育推進センター 准教授 渡部芳栄
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
SoRaStars(株) 高等教育推進センター
高等教育推進センター
SoRaStars株式会社
准教授
准教授
代表取締役
天野哲彦
高瀬和実
山崎智樹
研究区分一般課題 研究分野地域社会 研究課題の内容持続可能な地域 その他の諸課題
研究フィールド 大槌町,釜石市,盛岡市 研究協力者 佐賀大学,特定非営利活動法人未来図書館,国立教育政策研究所,岩手県PTA連合会,大槌町教育委員会(予定),釜石市教育委員会(予定),盛岡市教育委員会(予定),岩手県教育委員会(予定)

①解決を目指す課題(何を解決するのか) 岩手県は全国学力テスト,センター試験の平均点でも下降の一途をたどっており,震災以降,中学生までの地域による学力差,特に内陸部と沿岸部の差が顕著であることが目に見える課題として存在している。その背景には,学力(キャリア形成力を含む。)が低い理由や地域間で格差が生じている理由の分析ができていないことがある。さらには,他県では見られる私塾同士のネットワークが岩手県では形成されておらず,地域・学校・個々の生徒に合わせた適切な対策が講じることが非効率で難しい状態である。本研究では,1)学力・キャリア形成に関する分析・研究の不足,2)教育機関のネットワークの欠如の2つを,解決すべき課題と捉えている。 ②実施方法・取組みの概要 1)の課題に対しては,中高生の学力やキャリア形成に関する可視化・分析システムの開発,2)の課題に対しては,教育機関のネットワーク構築のための調査研究を実施することで解決を目指す。 1)では,教育関係者を含めた協力者をメンバーに入れ,定期的に研究会を開催し,必要なデータや可視化方法・分析方法について意見交換を行う。必要に応じてアンケート調査等を実施しつつ各種データを用いて可視化・分析システムを構築する。 2)では,私塾同士のネットワークが構築され,情報提供・勉強会等が開催されている地域の事例を収集する。ネットワーク形成の目的・経緯・推進要因,特質・課題などをまとめ,岩手県での実現方策を探る。

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ 研究概要(PDF)ダウンロード