平成28年度 地域提案型後期

盛岡市における若者の転出超過の要因分析と地元定着策に関する研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RT-07

総合政策学部 准教授 堀篭義裕
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
盛岡市 盛岡市市長公室企画調整課
盛岡市市長公室企画調整課
政策調整係長
統計調査係長
立花孝司
南幅嘉人
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
研究フィールド 盛岡市 研究協力者 県内の経済関係の団体や行政機関(予定)

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
近年、盛岡市の人口動態では社会動態(転出超過)による影響が大きく、特に20代の転出超過が多い。しかし、現状ではその原因が明らかになっておらず、「盛岡市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の推進において大きな課題となっている。本研究は、進学や就職などの、若者の社会動態に関連する既存の統計資料を用いた数量データの分析と、彼らの「仕事」に関連する諸団体等への聞き取り調査を行い、20代の若者の転出超過の原因を、マクロ(量的データ)とミクロ(質的データ)の両面から探り、必要な対策を検討することを目指すものである。
② 実施方法・取組みの概要
本研究では、まず盛岡市や周辺地域における20代の若者を、短大および四大卒業者を含む「20代前半」と主に既卒者で構成される「20代後半」の2つのグループに分けた上で、それぞれの転出傾向とその背景の全体像を、既存の統計資料や調査結果の量的データをもとに分析する。その結果を踏まえ、それぞれのグループの転出超過要因の中で特に重要な要因(仕事に関連する要因が出てくると予想される)について、関係諸団体への聞き取り調査を通じて詳細を把握する。なお、聞き取り調査の具体的な対象は、量的データの分析を踏まえて決定する。これらの分析をもとに、若者の地元定着を推進するためのより効果的な施策を検討する。

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