平成28年度 教員提案型前期

省エネルギー水質浄化法である伏流式人工湿地ろ過システムの岩手県内における普及に向けたさらなる知見の集積と発信

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RQ-01

総合政策学部 准教授 辻盛生
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
教員提案型の場合
提案団体はありません
東北農業研究センター 主任研究員 加藤邦彦
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
研究フィールド 花巻市、雫石町 研究協力者 (有)アグリファイン(人工湿地施設所有事業者)、小岩井農牧(株)、三菱ケミカル(株)、(株)地球快適化インスティテュート

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
省エネルギー排水処理システムである伏流式人工湿地ろ過システムにより、湿地処理の能力は近年大幅に向上し、今まで活性汚泥法(従来型のエネルギー多投型の廃水処理法)が用いられた濃度においても処理が可能になった。酪農、畜産業が盛んであり、比較的土地面積にも余裕がある岩手県において、伏流式人工湿地ろ過システムを普及させ、岩手県の水環境の改善と事業者の経営改善につなげつつ、低炭素社会を実現することを目的とする。
② 実施方法・取組みの概要
花巻市内および雫石町内の既存の人工湿地水質浄化施設において、処理能力評価のための調査を継続する。さらに、集積した知見を基に、(公社)日本水環境学会東北支部人工湿地研究会主催の「人工湿地ワークショップ」を9月下旬に誘致し、県内外の関係者を募り普及を図る。

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