令和8年度 地域協働研究(ステージⅠ育成型)

岩手に公立夜間中学を設立する必要性の検証――盛岡市近郊を中心に

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R08-N-05

高等教育推進センター 准教授 山沢智樹
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
一般社団法人虹パーク 一般社団法人虹パーク
一般社団法人虹パーク
代表理事
理事
熊谷貴典
高橋健一
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 1:貧困をなくそう
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 10:人や国の不平等をなくそう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
研究フィールド 盛岡市 研究協力者 いわて夜間学び応援団・マネージャー・鈴木ひろ子

① 解決を目指す課題

 義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律(2017年2月施行)により、各都道府県に1校以上の公立夜間中学の開設が目標とされている。しかし岩手県では、未だ実現を見ていない。国勢調査を活用した先行研究においても、県内には約2万人超の義務教育を修了できなかった人がいることがでも示されている。さらに昨今、外国人労働者やその子ども、義務教育の課程を形式的には修了していても、不登校や引きこもりなどで実質的には十分な学習ができていない若者が年々増加している状況も一般的に指摘されている。そうした状況における学習権保障や教育機会の確保の一途として、公立夜間中学の意義について明らかにする。

 

② 実施方法・取組みの概要

 第一に、既に盛岡市内で取り組まれている自主夜間中学に関する生徒募集の告知とその機会拡げていくことで、こうした学習の場についてのニーズを把握する。第二に、2026年度現在、既に開設されている他県等の夜間中学や自主夜間中学について、本課題に関心を寄せる世間一般ないし、開設を志向する層を対象とする学習会を企画し、夜間中学が果たすべき役割について議論し、夜間中学設置に関する問題意識、疑問点等についてのアンケートを実施する。第三に、自主夜間中学の利用者がどのような学習内容を必要としているのか、実際生活上の就学の機会不足による課題などを聞き取り、夜間中学のカリキュラムとして必要な事項について精査する。