令和7年度 地域協働研究(ステージⅠ育成型)

雫石町・健康MaaS~患者健康管理・通院支援システム~の構築に関する研究課題の可視化

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R07-N-06

総合政策学部 教授 宇佐美誠史
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
雫石町 看護学部
看護学部
雫石町福祉課
准教授
准教授
係長
後藤未央子
蘇武彩加
藤原瑞枝
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 10:人や国の不平等をなくそう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
研究フィールド 雫石町 研究協力者

 地方の医師不足や医療機関の閉鎖により、雫石町内に住む難病患者や人工透析患者は盛岡市内の病院に通院せざるを得ないが、自家用車がないと移動が難しい。患 者や家族の高齢化、病状の変化で交通手段の確保が課題となり、さらに患者の体調 変化に対応したサポート体制も不足している。
 雫石町では透析患者の通院状況や経費を調査し、医療機関やタクシー事業所にヒ アリングを行ったが、効率的な移動体制や患者の健康管理システムは整備できていない。さらに、路線バスの撤退や高齢化により、通院や生活交通手段が町民の大きな課題となっている。
 以上の背景から、以下の2項目を検討したいということで提案があったが、地域 協働研究で扱うにはテーマが大きいため、育成型でエントリーし、これまでの調査検討内容を振り返りながら、看護学部・総合政策学部の教員と共に、今後に取り組 むべき研究課題の可視化を行う。

・IT 等を活用した患者の健康管理・通院支援システム「雫石町・健康 MaaS」の構築

・生活交通について既存の運送機関等と連携しつつ、新たな公共ライドシェアなど 移動手段の提案、モデルコースの検討