令和7年度 地域協働研究(ステージⅠ本格型)

中心市街地(内丸地区)を対象にした実践活動による「交流・共創拠点」の分析

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R07-Ⅰ-06

総合政策学部 教授 倉原宗孝
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
盛岡市 盛岡市新市庁舎整備室
盛岡市新市庁舎整備室
盛岡市都市戦略室
盛岡市まちなか未来創生室
主任
主任
主任
主任
佐藤匠
小野寺寛基
宮崎俊
小玉諒
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 10:人や国の不平等をなくそう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
研究フィールド 盛岡市 研究協力者 盛岡商工会議所、盛岡市町内会連合会、盛岡市身体障害者協議会、盛岡市商店街連合会、盛岡という星でBASE STATION(株式会社川徳)など

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
 本市の中心市街地では、地区毎に特徴をもったまちが形作られているが、現在は、都市インフラが次々と更新時期をむかえており、内丸地区では市庁舎などの建物や道路等の再整備が求められている。一方で、施設・空間整備の課題と共に、市民参加や協働の醸成、市民・行政の各主体の豊かな関係づくりも大切なテーマとなっている。様々な属性の意見・価値観・状況を、都市計画やまちづくりに反映しながら、具体課題として直面する新市庁舎の整備に当たっても、これらとの整合を図り、具体的な市役所機能の検討が必要である。これら各課題を含めて本市における今日的な都市の整備と活用のあり方が問われている。このことは全国的な地方都市の課題でもある。

② 実施方法・取組みの概要
 本研究の長期的射程は、全国各地方都市のハード・ソフトの整備・活用方策を示すことにある。本年度の研究においては、本市の中心市街地におけるまちづくりに軸を置きながら、地区の観察調査や市民・関係団体等へのインタビュー調査、その結果の分析などを通じて、新市庁舎整備の基本方針の1つである「交流・共創拠点」の視点において、必要な要素や機能、役割、可能性などを、ハード・ソフトの両面から多角的に整理し、基本構想で定める「人と人とがつながり、情報が集まり、発信しながら市民との協働によるまちづくりを進めていく庁舎を整備する」ことのイメージを具体化することで、地方都市におけるまちづくりの1つの可能性を明示したい。