令和5年度 地域協働研究(ステージⅠ)
世界遺産「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の景観保全と観光振興の両立に向けた実証研究
研究番号 | 研究代表者 | 所属 | 職 | 氏名 |
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R05-Ⅰ-01 |
総合政策学部 | 准教授 | 近藤信一 | |
共同研究者(提案団体名) | 他の構成メンバー | 所属 | 職 | 氏名 |
岩手県文化スポーツ部文化振興課 | 岩手県文化スポーツ部文化振興課 岩手県文化スポーツ部文化振興課 |
総括課長 主査(世界遺産担当) |
阿部美登利 櫻井友梓 |
研究区分 | 一般課題 | 研究分野 | 地域社会 |
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SDGs |
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研究フィールド | 岩手県(平泉町)、兵庫県(姫路市)、京都府(京都市)、岐阜県(白川村)、広島県(広島市、廿日市市)、奈良県(奈良市)、栃木県(日光市)、和歌山県(紀伊半島)、沖縄県全土 | 研究協力者 | 岩手県立大学大学院 総合政策研究科 博士前期1年 去石夏菜 |
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①解決を目指す課題(何を解決するのか) 文化庁やユネスコも「景観保全」と「観光振興」の両立を理想とする今日、岩手県に所在する世界遺産「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の訪問者数は登録年をピークに減少傾向にある。しかし、平泉の文化遺産の保全管理活動は数々打ち出されており、積極的に取り組まれている。景観保全と観光振興の双方が成り立つことで、持続可能な世界文化遺産へと成り得ると考えられることから、本県の保有する世界文化遺産を後世に伝えていくためにも、現在景観保全と観光振興の両立が達成しているとみられる他県の文化遺産を調査しモデリングする必要がある。 ②実施方法・取組みの概要 本協働研究では、国内で景観保全と観光振興の双方を実現させている世界文化遺産(9遺産)を実態調査(インタビュー調査、現地視察)し、データを収集し、それらのデータを経営戦略的アプローチから分析することで、景観保全と観光振興の双方を実現させ、持続可能な世界文化遺産へと成り得るモデルを導出する。 なお、実態調査について、現時点では国内の9つの世界文化遺産を保有する各都道府県レベルの管理組織と、各民間レベルの管理組織の双方へ行うことを計画している。また必要に応じて、各世界文化遺産の観光客に対し、聞き込み調査を行い、組織の取り組みが消費者に良い効果を及ぼしているのか確認を行う。 |
研究成果報告書 | 岩手県立大学機関リポジトリへ | 研究概要(PDF) | ダウンロード |
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