令和4年度 地域協働研究(ステージⅠ)

服地としてのホームスパンの素材価値に関する調査

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R04-Ⅰ-29

盛岡短期大学部 准教授 佐藤恭子
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
(株)クラシカウンシル 盛岡短期大学部
(株)クラシカウンシル
(株)クラシカウンシル
講師
代表取締役
取締役
齋藤愛
鈴木宏子
木村敦子
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 12:つくる責任 つかう責任
研究フィールド 盛岡市、花巻市 研究協力者 名誉教授・菊池直子、蟻川工房、植田工房、田中工房、原工房、Assobu、加賀工房、藤原俊幸(服飾プロデューサー)

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
岩手県の「ホームスパン」は工房独自に行う展示会での販売が主流であり、固定客を持たない若手作家にとって、新規開拓は容易ではない。また、主な販路である県内マーケットや愛用者だけでは、生産の安定化に届いていないのが現状である。そのため新規マーケットの開拓が必須であるが、デザイナーや消費者にホームスパンの「高価格を裏付ける品質の価値」、「サステナブルな性質」を示すための提供情報が十分に整っていない。そこで、デザイナーにクリエイティブな着想源として検討してもらうために、また潜在的購入者が服に仕立てるために必要となる素材価値、取扱い方、生地の提示方法などの提示情報を整えることが重要である。
② 実施方法・取組みの概要
 まず、現在の岩手ホームスパン産業における服地生産について、「いわてホームスパンユニオン」のメンバー工房にヒアリングを実施する。またハイブランドへ服地を提供している県内工房を調査し、ブランドとの事業における課題の実例を抽出する。
次に県内ホームスパン服地を加工している仕立て職人へのヒアリングを実施、衣服加工のための素材の性質を解明する。
県内のホームスパン工房に協力していただき、ホームスパンの生地見本および提示資料の作成を行う。
仕立て職人、購入者、デザイナーなどの潜在購入者への提示を行い、生地見本を含めた提供資料としての反応についてヒアリングを行う。

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