産学官連携に関して、IT産業集積構想を推進するため、「地域連携研究センター」IT企業４法人の入居、「IPUイノベーションセンター」の建設などの取り組みを推進しました。また、共同研究の推進、外部研究資金応募支援、知的財産の創出管理活用等においても、次に示す具体的な取り組みの成果を上げることができました。

共同研究等実績

共同研究、受託研究、奨学寄付金の実績合計は89件で過去最高となりました。特にも共同研究において件数が61件と過去最高となり、産学官連携活動が活発に展開されました。

外部研究資金応募支援

科学研究費補助金、JST公募事業や総務省SCOPE事業などの学内説明会や応募書類の作成支援等、外部研究資金応募の支援を行いました。

知的財産の創出管理活用

岩手県知的所有権センターや発明協会岩手県支部等と連携し、本学を会場とした知的財産セミナーの開催をはじめ、弁理士による学内発明相談会などを実施しました。その結果、平成20年度は３件の発明届が出され全て法人に帰属する発明（又は特許および著作権）と認定され、うち３件の特許を出願するなど、知的財産の創出管理活用の取り組みを進めています。

公開講座の開催や、自治体との連携協定、公募型地域課題研究の推進など、岩手県立大学の知的財産等を地域貢献に活かす取り組みを進めています。

公募型地域課題研究の推進

平成19年度に新規募集を行い、本格的な有償の共同研究に繋げていくための制度改正を行い、25件の応募があった中から16件を採択しました。