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学長メッセージ

盛岡短期大学部 学長 中村 慶久

中村 慶久

平成21年春、盛岡短期大学部学長に就任いたしました中村慶久です。本学の学長として、岩手の未来に力を注げる機会を頂いたことは 望外の喜びです。

本学は、前身の岩手県立盛岡短期大学から数えて60余年もの長い歴史と伝統があります。 これまで多くの優れた人材を生み出し地域の発展に貢献してきました。その歴史と伝統は「成美会」という同窓会の中に今も 受け継がれています。盛岡短期大学部は、この伝統を受け継ぎ、地域に貢献できる人材を育てることが期待されています。

本学は生活科学科と国際文化学科の2学科から構成されており、生活科学科では生活の基本である衣食住について、 国際文化学科では日本そして岩手の地域文化や言語などについて諸外国と比較しながら学びます。2年間という短い期間ですが、 学生が幅広い視野をもった、人間性と国際性豊かでコミュニケーション能力の高い社会人として巣立つことを期待しております。

かつて岩手からはたくさんの偉人が生まれました。今とは比べられないほど貧しい環境の中にあっても大きな志を抱き、 岩手という風土と周囲の支えで大きく成長し、本人の資質と努力もあってさまざまな分野で活躍され、大きな業績を残されました。 県民の皆さんは、きっと将来は、本学の学生もその様な先人達の様になるであろうと期待しています。

大学は就職のための予備校ではありません。学生の人生を実り豊かにするための修行の場です。学生が、 岩手を象徴するようなこの素晴らしいキャンパスで、良き師良き友をえて有意義な学生生活を送り、大きな志を抱いて自己を磨き、 健康で逞しく成長していくことを心から願っています。

私のルーツはこの滝沢村です。50年ぶりにルーツに戻り、将来を担う学生がこのキャンパスで大きく育ち、 様々な分野で活躍できるように、本学の教職員とともに手助けをしたいと思っています。岩手のため、 そして学生の大志を実らせるために少しでもお手伝いできれば、これ以上の喜びはありません。