2019年11月20日(水)~22日(金)、東京ビッグサイト西4ホール(東京都江東区有明)にて「アグリビジネス創出フェア2019」(主催:農林水産省)が開催され、本学からも出展しました。
本展示会の入場者数は、同時開催のほか展示を合わせ3日間で約3万人(主催者発表)を数え、本学ブースにも約300名の方が訪れました。会期中は研究に取り組んでいる教員や学生と、産学連携の可能性や実用化への課題について活発なディスカッションがなされました。
アグリビジネス創出フェア2019の全体については公式サイトをご覧ください。
<環境ゾーン>小間:農-36
◎研究責任者
ソフトウェア情報学部 講師 南野謙一
◎概要
農業モデル普及システムは、モデル式(農業シミュレーションモデル)、リスク評価ルール、警戒情報通知ルールを登録するだけで、自動的に気象実況・予測データから農作物の気象リスクを計算し、警戒情報を農業従事者に通知することができるWebベースの情報システムです。このため、近年の高温・少雨による被害、それとは対照的な長雨による日照不足・低温の被害など先の読めない気象被害に、システム開発のコスト・時間をかけず、素早く対応することができます。
今回の出展では、Worldwide Japan Food Platform (W-JFoP)コンソーシアムで開発を行っている近接センシング可能な自動移動センシングロボット”作物見守り君”と連動させ、作物見守り君から収集される圃場データ(画像解析データ、気温、水温、湿度などの測定データなど)を用いて、本システムのリスク評価の検証、それに基づいたモデル式、リスク評価ルール、警戒情報通知ルールの修正など、実践的な連携手法を紹介しました。