地域政策研究センターでは地域協働研究(地域提案型)の研究成果の地域に対する寄与度を明らかにし、今後の活動の方向性を検討するため、地域団体へアンケート調査を実施いたしております。
その結果をご報告致します。
ーーーーーーーーーー調査実施概要ーーーーーーーーーー
調査対象:「地域協働研究(地域提案型)」で本学教員と共同研究を実施した地域団体
実施方法:メールおよび郵送によりアンケートを依頼(回答受付受付:FAXまたはメール)
実施年度 | 対象団体数 | 調査期間 | 回答率 |
H25年度 | H24(前期) 20団体 | H25/12/6(金)~H25/12/31(火)) | 100% |
H26年度 | H24(後期)・H25(前期) 21団体 | H26/12/5(金)~H26/12/31(水) | 100% |
H27年度 |
H25(後期)・H26(前期) 23団体 | H27/11/18(水)~H28/2/26(金) | 100% |
H28年度 | H26(後期)・H27(前期) 30団体 | H28/11/2(水)~H29/1/20(金) | 100% |
「教員からの紹介」によるものが圧倒的に多く、教員が地域との連携を強化する際の、ひとつのツールになっている。 |
○その他の内容
・職場内の案内 ・岩手県NPO活動交流センターのHP
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約9割が「成果あり」と回答。 |
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「成果の一部が活用されている」「研究が継続」の回答が多く、「人材育成に結びついた」の回答も見られる。 「その他」にも好意的なコメントが多い。 |
○「その他」の内容
・現状を把握することができた。 ・研究成果により、方向性を見出すことができた。 ・推進指針の見直しを行った。 ・当施設の利活用について、新しい視点が得られたこと。 ・地域の産業を地元住民が見つめ直すきっかけとなった。 ・地域の産業を地元住民が見つめ直すきっかけとなった。 ・研究成果を踏まえ、県において事業化を検討
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具体的な課題解決や成果の事業化に至っていないことから、研究成果について「どちらとも言えない」の回答だったようす。 |
○「その他」の内容
・方向性は見えたものの、具体化・事業化に至っていないため。 ・地域課題の把握としては成果が出た。今後、研究結果を地域へ報告し、問題提起や課題解決に向けて取組む予定。
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約8割が「利用したい」の回答だが、「どちらとも言えない」との回答も2割弱(5件)あった。これらについては追加ヒアリングする予定。 |
・今後も継続を期待します。
・非常に優れた制度です。もっと多くの方々に利用してほしい制度と思います。
・地域課題は、学際的なテーマが多いと思います。先生とのマッチングについては、引き続き柔軟な対応をお願いします。
・協働研究したいが、「こんなことができる」という大学側の情報がほしい。
・専門的な立場から意見や助言をいただくことは、当施設の取組を多角的・客観的に見るうえで非常に有意義なことである。
・当方だけでは困難な取組みにご協力いただき、新たな事業の方向性が見えるようになりました。
・地域提案型といっても、プロジェクトがパスするためには、大学関係者の専門性、意向にあわせる必要があるため、地域のやりたいことから若干ずれてしまうことがある。
・分野によっては、大学側からの働きかけが必要と感じました。
・教員の専門的知見に基づくリーダーシップの下、有意義な研究となり感謝しています。
・地域課題をより深く掘り下げるため、複数年の研究活動が可能であればありがたいと考えます。
・研究成果を実際の支援に結びつける役割を期待します。
・今後も地域に根ざした研究を継続してください。
・産学連携、地域連携の要として主導的に取組んでいただきたい。
・今後も継続していただきたいです。
・各研究を分野別にして、データベースで検索できると便利です。
・岩手県の課題を知ることのできる取組みであることから、この具体や成果を積極的に発信してほしい
・地域課題に対し、必要な時期に必要なアドバイスをいただける分野があれば、なお良いと思います。