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足が遅いのは不利じゃない、 勝つ可能性は誰にでもある

 オリエンテーリングといえば、すぐ思い浮かぶのが地図とコンパス。子ども会のレクリエーションやボーイスカウト活動の一環として、野山を歩き回ったことのある人はきっと多いはず。遊び的要素が強いと思っていたオリエンテーリングだが、実はこれ、立派なスポーツ競技である。
 ルールは至って簡単で、野山の中に設置された目的の地点をたどっていき、ゴールまでのタイムを競うというスポーツだ。マラソンやクロスカントリーなどとは違い、より速いルートを自分で考えて進むところに大きな特徴がある。
 「自然が好きでしたし、大学で新しいことを始めたいと思ったのが入部のきっかけです」と話すのは、オリエンテーリング部の部長を務める澤口未来さん(看護学部・3年)。ほとんどの部員が初心者のため、最初は先輩が付いて地図の読み方やコースの回り方などを指導。慣れてきたところで大会に出場し、自分の力で完走を試みるのが通常のステップだ。大会の会場も野山とは限らず、コースの距離によって公園や大学のキャンパスなど街中で行われるものもあり、大会別にいろいろな環境を楽しむことができるという。
 「他のスポーツと違って、足が速くなくても勝つことができるのがオリエンテーリングの魅力。地図の読み方が優れていれば、逆転できる可能性も大いにあります。だから、最後の最後まであきらめないことが大事ですね」と澤口さん。走力や体格の優劣ではなく、走力と知力のバランスが必要とされるオリエンテーリング。それはまるで、知恵をフルに使って世の中を渡っていく「人生」にも、通じるものがあるように感じた。


オリエンテーリング部
平成12年創部、部員数22名(男子14名、女子8名)。練習は週2回行っており、木曜日は地図上のルートの取り方をシミュレーションし合う「地図読み」、土曜日は岩手大学のオリエンテーリング部と合同練習を行っている。
[練習日時]木曜日(部室)18時〜20時、土曜日(岩手大学グランド)9時〜13時
○澤口部長よりメッセージ
「愉快な先輩たちがたくさんいて楽しいです。全員が初心者ですので初めてでも安心。やればやるほど、努力すればするほど、面白くなるスポーツですのでぜひ入部してください!」


オリエンテーリングは個人競技だが、
部員たちが頑張る姿を見ると
「自分も頑張らなきゃ」と励まされるという。