岩手県立大学 盛岡短期大学部

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本取組の特性 -GCSの育成-

GCS(グローバルコミュニケーションスキル)の育成

GCSを身につけるために、世界共通語になっている英語を中心とした実践的運用能力と情報処理能力の向上に資するプログラムを設けている。

1.目標

  • 実践的な英会話能力・プレゼンテーション能力の育成を図る。
  • 個々の学生の主体的な自学を踏まえた英語教育を行う。
  • 学生のスキル達成度に応じたきめの細かい指導を行う。
  • 多様な文化について英語で学ぶことにより英語による総合的思考力を養う。

2.方法

GCS育成の手法

  • 入学時にTOEIC Bridgeを利用したプレースメントテストを実施し、習熟度別少人数のクラスを編成する。
  • 90分の授業を45分ずつに分け、実質的に授業時間を倍増させ、前半は教員による演習、後半は課題自習という授業形態によって学生の主体的学習を促す。
  • ムードル社e-learningを活用する。学生はe-learningのページから授業の概要を確認、講義に関わるサイトへリンクして二次資料を入手できる。またWeb上のディスカッション・グループを活用し、自らの議論を組み立てながら意見交換ができる。この方法を、「ビジネス英語」や「コミュニケーション論」などでも活用する。
  • e-learningのページには個々の学生の能力に合うようにデザインされた教材があり、自学自習を支援すると共に、発展的応用問題もそこから入手できる。
  • 英語で調査実施を行い、英語新聞やインターネットから情報を入手する。
  • アメリカの文化や多民族多文化などに関わるテキストを使用し、多文化共生についても英語で学ぶ。

3.効果

授業における学生の集中力が向上し、学生の自学自習の涵養につながっただけでなく、二次資料調査も英語で実施できるようになった。さらに英語による学術論文の書き方を身につけ、全体の約20%の学生が卒業研究を英語で執筆できるようになり、卒業研究要旨を全員が英語で発表できるようになっった。

4.検証

TOEIC Bridgeを使用した学生の英語運用能力、Intercultural Development Inventoryを用いた文化理解能力の測定を行い、分析し教育改善に資する。